Q&A

どのような鍼、灸を使っていますか?

鍼はディスポーザブル(使い捨て)です。滅菌処理をされた鍼を使用しています。

材質はステンレス、銀などです。(刺す鍼は金属アレルギーの方は基本的に受けることができませんが刺さずに出来る鍼灸施術もありますのでご相談ください)

鍼は皮膚を貫くため衛生面には十分配慮して行っております。

灸は様々な種類がございます。シールタイプの灸、間接的に温熱を与えるだけのもの、皮膚に直接小さく捻ったもぐさを乗せるものなど、その方の症状に合わせて使用、ご提案しております。

 

お客様のご要望をお伺いしながら施術を選び、行う方が望ましい施術があればご提案し、納得していただいた場合は行っております。

できる限り不安や疑問は解消できるように心がけておりますので、なんでもお尋ねください。

不安な状態で施術を受けることは効果にも影響しますのでオススメできません。

吸玉療法とはどのようなものですか?

主に血流改善を目的にした施術になります。ガラス、プラスチックのカップを皮膚に密着させ、陰圧状態を作り皮膚を吸引します。

体調により、カップを外した時の皮膚の色が異なります。ほんのりピンク色になり、その日のうちに消える場合や、赤黒くなり、1週間ほど残る場合もあります。

カップは専用薬剤で処理し、安全に使用しております。

 

ご希望の方には吸玉本体をお買い求めいただき個人専用としてご利用いただくことも可能です。劣化した場合は再度お買い上げいただくようになります。

(5カップ3000円)

 

どのような服装で行けば良いですか

治療着はフリーサイズでご用意があります。基本的にはこちらに着替えていただきますが、肌が露出しやすい衣類をご持参いただいても可能です。

ご不明な点がございましたらお問い合わせください。

鍼灸や吸玉療法で痛みや不快感は起きませんか?

痛みに関しましては、痛みの感受性は人それぞれですので、簡単にはお答えできません。これまで受けていただいたお客様の体験談などを参考にお願いいたします。

鍼灸の場合、施術後にだるさや眠気が起きる場合もございます。(瞑眩反応)こういった症状は全ての人に起こるものではありません。

一時的に症状が悪化したように感じたり、今まで痛みがなかった場所に痛みを感じることもあります。

 

大体は当日から翌日には落ちつくことが多いです。個人差はありますが、体の変化の過程と捉えていただくと良いでしょう。自分自身の体の状態を味わってみてください。

 

 



鍼灸治療を受けるタイミング、頻度について

 

鍼灸治療を受けるタイミング

特に強調したいのは、急性痛はすぐに受けてください、ということです。代表的なものはぎっくり腰などによる痛み。ぎっくり腰が重い場合、歩くことも困難になることもありますが、なるべく早期の対応がその後の経過に大きく関与します。

いずれの症状もはっきりと不調を認識する前に治療をすることが健康維持には不可欠です。

 

治療の頻度

急性痛の場合、1度の治療で痛みが消えても最低でも3回ほどは治療を受けることをお勧めします。3日おきくらいの短いスパンでの治療で痛みを抑えしっかりと周辺の筋肉をいたわることができます。

あくまでこれは鎮痛としての処置になるため、ぎっくり腰など、急性症状を起こした要因を探り根本から改善する場合はその後も継続していくと良いでしょう。

 

症状別の治療回数、頻度の一例(虎爪鍼灸室で実際あった症例)

 

急性腰痛(ぎっくり腰):症状がでた当日から3日以内に治療の場合1~3回で痛み消失。

 

月経痛:週一日治療を1か月から3か月。(常用する薬などがある場合は異なる。)

 

アレルギー性疾患:吸玉、特殊な鍼治療を行い最短で半年の例もあるが、重症度により期間は異なる。アトピー皮膚炎の場合、ステロイドを長期に使用している場合、それを排出する過程で一時的に症状が強くでることもあり、かゆみが消失するまでは辛いため非常に根気がいる。

 

癌疼痛緩和:痛みの緩和は治癒より現状をいかに快適に過ごすかを目的とするため週一回程度を継続的に行うのが望ましい。

 

癌摘出後治療:体温が低い場合、36.5℃以上を常に維持できるまでを治療期間とする。摘出後の痺れ、自律神経症状がある場合、その症状により期間は異なる。適正体温が安定的になる目安期間は週1回治療で3か月程度。

 

 

 

 

ご本人の意思を尊重するためこちらからはこのタイミングで必ず来てください、とおしつけることは控えています。ご本人がどのようなことを望んでいらっしゃるか、客観的に見た場合の治療の必要性は一人ずつ異なりますのでこちらからアドバイスはさせていただいておりますが、治療を義務と考えて受けることは良いとは思えませんし、ストレスとして感じられるのも良くないと考えています。

鍼灸はお薬とは違い、良くない症状を抑え込むことはしません。その場しのぎの治療ではないので、症状によっては根気が入りますし、体は単純ではありませんのでそういったことを念頭においていただき、一緒に改善まで取り組んでいただくことをお勧めします。